雲間のお月さま~夢のあとに~

イメージ 1今年は今日9月24日(月・祝)が中秋の名月とのこと。雲が多めの今日はこんな写真が撮れそうな気がしてソワソワと何度も玄関の扉を開けて外に出て空を見上げていました。

そして、この雲間に現れた光明の世界!今、歌っているフォーレの<夢のあとにAprès un rêve>の歌詞に「天は私達(夢で再会し、大地を離れた恋人と自分)のために雲間を開いてくれた。未だ見たこともない輝き、垣間見えた神々しい閃光。」という文句が出てくるのです。その直後、夢から覚めてしまう・・・ この曲の元の詩はトスカーナの詩による、とあり、原詩も見られますが、フォーレが作曲したフランス語訳詩は、トスカーナの原詩以上にダンテの『神曲』のベアトリーチェとの天国編を思わせるように作られている気がします。大地を離れて天上に近づいて見たら、もっともっと輝いて見えるのでしょうか・・・ これを歌ってこの主人公の見た夢を見ている間はともかくとして、普段の私はひとまずまだ大地でいいかなあ・・・お月様見守って下さい・・・♡