2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

エアランゲンのユグノー噴水

エアランゲンのお城は、オランジェリーなどもあった裕福なものでした。(オランジェリーとは、南国の植物を栽培する温室のことです。北方に位置するヨーロッパの国々にとって、自然ではそこに育たないはずのオレンジやその他の南方の植物のある温室を持つこ…

エアランゲンの街の教会

リュッケルトの記事に紹介したエアランゲンの街の教会です。バッハのヨハネ受難曲(演出付)の稽古と本番で日参しました。

フランケンが生んだ文筆家リュッケルト

ドイツ、フランケン地方が生んだ詩人、文筆家、翻訳家に、この地方の北部の街、シュヴァインフェルト生まれのフリードリヒ・リュッケルト(1788-1866)がいます。ドイツリートを知る人にはおなじみの詩人です。例えば、シューマンの「献呈」もリュッケルトの…

フランケン地方のこと

ドイツのフランケン地方は、バイエルン州、バーデン・ヴュルッテンベルク州の北部、テューリンゲン州の南西部などを含む一地方です。このフランケン地方は、歴史的な東フランク王国の中の公国のひとつで、一番東部に属した部分です。フランク地方方言もあり…

SieとDuとdu

ドイツ語で二人称の呼び方には、 1.あらたまったSie 2. 親しい間柄でのdu (手紙文ではDu) があります。 あるとき、ウィーン人の声楽仲間(同年代の女性)からメールが来たとき、私のことを大文字のDuで書いてありました。そのとき、初めてそんな書き方を知…

ロマンシュ語はスイス公用語の一つ

スイスの公用語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、そしてロマンシュ語の4つです。 ラテン語から派生した言語を広くロマンス語族といったりしますが、ロマンシュ語は、その中で、レト・ロマンス語族に属する言葉です。ドイツでは、このロマンシュ語(Ru…

そしてシューマン夫妻のお墓も

作曲家で、文筆家、指揮者でもあったロベルト・シューマンと、当時の国際的ピアニスト、クラーラ・シューマンもこのボンのフリードホーフに眠っています。写真の縦に立っている部分はロベルトを記念する墓石、下の花壇に置かれている小さな墓石は、ロベルトよ…

マティルデ・ヴェーゼンドンクの思い出

ワーグナーと恋心を通わせ、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の作曲にもインスピレーションを与えたといわれている女性、マティルデ・ヴェーゼンドンクは、ヴェーゼンドンク夫人でした。だからヴェーゼンドンク家のお墓に彼女も眠っています。銅像の下…

ベートーヴェン母の墓

ボンの古い墓地フリードホーフには、作曲家シューマン夫妻のお墓や、マティルデ・ヴェーゼンドンクのお墓があります。それから、ベートーヴェンのお母さんのお墓もあります。石には、丁寧な碑文が刻まれています。お母さんがいなければ(もちろんお父さんも…

ベートーヴェンの生家

ベートーヴェンはドイツのボンで生まれました。 ベートーヴェンの祖父はベルギーのメッヘルン出身の音楽家でした。このお話を私は、ベルギーの方がメッヘルンの街を案内して下さったとき、街角に普通の小さなお家のように建っていたカリヨン学校の前を歩きな…

メーデーは祝日でした

今日は、はや5月1日。メーデーです。ドイツはもちろん、ヨーロッパではこの日は祝日でした。