2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ブクステフーデの楽譜とご縁いろいろ

ブクステフーデの受難曲「われらがイエスの四肢」のヴォーカルスコアを私は2冊持っている。その経緯は前に書いた。シュトゥットガルト(厳密にはその郊外で飛行場のあるエヒターディンゲン)のカールス社版とベルリンのメルセブルガー社版である。 ぱっと見…

明治学院チャペル再び

明治学院チャペルでの演奏会への出演は私には一昨年のメサイア以来、2回目でした。今回のブクステフーデ「われらがイエスの四肢」はヘンデルの「メサイア」とはガラッと雰囲気の違う、とてもユニークなもので、古楽器と5人の声楽ソロ、合唱という編成で、ア…

ブクステフーデの魅力

来週、ブクステフーデの受難曲「我らがイエスの四肢 Membra Jesu Nostri」の演奏会が白金台の明治学院チャペルであります。昨年11月にドイツにいたとき、メールで出演依頼の打診があり、ベルリンのインターネットカフェから即、お返事をして、翌日にはベルリ…

シューマン「ゲノフェーファ」論

昨年の3月、ボンでのシューマン生誕200年記念のリサイタルの翌日、自由時間があった。ボンのアデナウアー大通りに面したエルンスト・モーリッツ・アルント・ハウス(写真)を会場にして開催されていた、ボン市立博物館のシューマン生誕200年記念の展示「ロベ…