2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧
プフィングステンとは、キリスト教の祝日の一つで、日本語では聖霊降臨節と言う。 シュトゥットガルトの街の中心部に、昔、病院だったためにホスピタル教会、と名づけられている教会があった。この教会では近年、プフィングステンの祝日を迎える前の晩11時ご…
ドイツに留学して、その後ドイツで活躍されたあと、そのまま現地の大学で教鞭を取っている日本人のT先生がいるはずだから、よろしくね、と指揮のW先生から留学前に伺っていた。その大学に留学した私は、さっそくW先生からのメッセージをお伝えするべくT先生…
紅葉の美しい、まさに別世界のようなサンスーシ(「憂いなき」)宮殿と庭園を、雨の中の散策しました。終わりに、新宮殿にたどり着きました(写真一枚目)。雨も上がり、夕日に映える新宮殿です。帰途に着く街のバス乗り場近くから撮影しました。中国風の館…
シラーの生まれたマールバッハの街の教会の中です。自然光で祭壇がこのように照らされて、人一人いない内部は、とても神秘的な空気で包まれていました。 シュトゥットガルトから電車で40分くらいのところ、ネッカー川を渡ると、川に面した高台に城壁に囲まれ…
マーラーの交響曲第2番「復活」の演奏会に向けて、マーラー関連の本も紐解いてみました。何より私をひきつけたのは1枚の写真でした。それは、マーラーが1893年から96年にかけて夏の休暇に滞在して作曲に専念したという、アッター湖畔シュタインバッハの湖に…
これはシュトゥットガルト市内のバート・カンシュタットという地区にある教会の壁にあった日時計です。 この教会にはバッハのカンタータ120番の解説演奏会でアルトのソロを務めた思い出があります。アリア全体がコロラトゥーラのパッセージからできているよ…
ベルリンのウンター・デン・リンデン大通りに面したフンボルト大学です。抜けるような青空にひきつけられます。バッハの「ヨハネ受難曲」では、受難の出来事を締め括る最後の長大な合唱曲Ruht wohlのあとに、天国的に響く美しいコラールが付いています。重い…
写真はドイツの秋の収穫期に、店先、玄関先などにまるでお正月の門松のように飾られる、野菜などを飾ったデコレーションです。エアランゲンの街の元教会だった会堂前の広場にもありました。かわいいですね。 この街では当初、出演者の私たちに、この街に住む…
ベルリン郊外のポツダムには有名なサン・スーシ宮殿があります。 10月の半ばから、バッハ公演の稽古のため思いがけず、未踏の地ベルリンに2週間滞在することができました。事務所の車に乗り合わせた4人は、何とドイツ人なのに皆ベルリンは初めてでした。ヴュ…
レストランの屋根からの煙の向こうには、ニュルンベルクのセバルドゥス教会。現代の人の食を営む煙と歴史的な教会の塔の組み合わせが、とても暖かな気持ちをもたらしてくれる。 この時、私はニュルンベルク近くの古い大学街エアランゲンで、バッハの「ヨハネ…
これはドイツでシュレーバーガルテンと呼ばれる家庭菜園のようなものです。ドイツ各地に見られます。住まいとは離れた場所にこのような菜園地区があり、それぞれ小さな区画に区切られた中で野菜や果物を栽培したり、小屋を立て、ビールを飲んだり、バーベキ…
ライプツィヒ時代のバッハは、毎日忙しくトーマス教会とこのニコライ教会を徒歩で歩き渡り、礼拝を掛け持ちして、オルガンを弾いたり、聖歌隊を指揮したり、とご多忙だったのです。 ニコライ教会は、現代では、東西ドイツ統一の引き金となった集会が開かれた…
バッハが活躍したライプツィヒのトーマス教会。メンデルスゾーンやシューマンをはじめ、この街の劇場で指揮者のアシスタントをしていたことのあるマーラーに至るまで、著名作曲家がこの教会の姿を眺めていたのかと思うと、感無量です。 教会前の噴水に遊ぶ子…
マーラーは1886年から、なんとライプツィヒ市立歌劇場で首席指揮者ニキシュのアシスタント指揮者として2年間を過ごしています。この街で、マーラーは作曲家としても、ウェーバーの孫と知り合ったことを機に、ウェーバーのオペラ「3人のピント」を編曲し、188…
ヨハン・セバスチャン・バッハさんでした。 ライプツィヒのトーマス教会脇の銅像です。撮影した1999年は、教会内のバッハのお墓のことで新発見があったとかで話題になっていました。 夏の日の涼やかな木陰にたたずむ、オルガンのパイプを背にした珍しい銅像…
ある銅像を後ろから見た写真です。これはいったい誰でしょう? ヒント:この人が背中に背負っているのはオルガンのパイプです。
すっかり森の中のようなこの写真は、シュトゥットガルトのとある高級住宅地のそばの林で撮りました。なんてきれいな黄色なんでしょう。そう、ドイツの紅葉は赤はめったになく、そこらじゅうが金色のように黄色い紅葉となります。
路面電車がデュッセルドルフのライン川の橋を渡る。緑色の川辺を見下ろすと、何やら白いものが点在している。はて、何だろうか。目を凝らすと、どうも羊のように見える。でも川辺とはいえ、こんな街の中心にそんなことはありえない、と思った私は、それはモ…
作曲家シューマンの故郷、旧東独側にある街ツヴィカウを初めて訪ねた夏。ツヴィカウは私がドイツで始めて宿した土地となった。その後シュトゥットガルトを経由して、デュッセルドルフへ出る途中、通り道のハイデルベルクに立ち寄る。列車を降り、階段を登り…