2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フィンランドの針葉樹林

ウィーンから日本に向かう空の旅の経由地はフィンランドのヘルシンキでした。写真に、飛行機間を行き交う積荷の列と、その背後に針葉樹林が見えます。北に来たのだな、とこの樹の姿でわかるわけです。北に位置するヘルシンキ経由は地球が丸いですから、距離…

写真に撮らなかった風景

夜のグラーベン通りをシュテファン広場を背にして歩いていると、あまりカラフルではなく、むしろ普通の電球の色にほぼ統一された、美しいイルミネーション飾りを見上げて、とても優雅な気分になった。ふとお店の並びが途切れて、右に入る小道があった。そこ…

『女の愛と生涯』とミーナの手紙

シューマンの歌曲集「女の愛と生涯」、あるいはレーヴェの歌曲集「女の愛」は、ドイツの詩人シャミッソーの1830年作の連作詩に作曲されたものである。 ところで、このシャミッソーには『ペーター・シュレミールの不思議な物語』(影のない男)という物語作品…

現実のドナウ

今回は、教会でのコンサートとウィーン・フィルのジルヴェスター鑑賞という二つの目的を無事に果たせたことに感謝して安堵しつつ、考えてみればホテル・ザッハーのカフェにも座っていない、ホテル・インペリアルにも入っていない(正確にはウィーンフィル事…

ウィーンの屋根の上

ここはどこ?パラボラアンテナに教会の塔も見えます。そうなんです、屋上にいるのです。 当初、ジルヴェスター・コンサートのあとは、翌日元旦の朝にウィーンを出て日本に向かう旅程だった私は、宿におとなしく帰って、荷造りをしたらそのままテレビでも見な…

強者どもが夢の跡?!

ところで、私たちは今回、ウィーン楽友協会ホールの立ち見席でウィーン・フィルのジルヴェスターコンサートを鑑賞したわけですが、まずは、この写真に見えますバーをご覧いただきたいと思います!これは左側かなたにある舞台に向かって、立ち見席の左右の空…

立ち見席からの眺め

無事、列につき、立ち見席最前列につきました!眺めはこんな感じ。今年のお花はピンクが貴重で柔らかく、やさしい印象でした。ほっと一息。ここに来るべく、始まった旅でした。最後まで愉しく鑑賞、無事、運命の?!目的を果たしました。今年はワーグナーと…

モーツァルトの家

ここはモーツァルトが3年間住んだ家で、フィガロの結婚を作曲した場所として有名です。観光して歩いているのではなくて、歩いていると、こういう名所旧跡に自然と出くわすのがウィーンという街なのですね。以前、恐ろしいことにもう20年前、に来たときには…

ウィーンの青空

名残惜しいウィーンの青空。でも明日はもう出発の日。次に見られるのはいつになるでしょうか。また来る日まで・・・シュテファン寺院の側を通るのも今回はこれが最後です。

夕日を受けるシュテファンの屋根

さあ、これから宿に戻って、少しばかり綺麗な服装に着替えをして、いよいよジルヴェスターコンサートの立ち見の席取り列に付きにいきます。宿へ向けて早足で帰るときに、シュテファン寺院の屋根が見えました。夕日を受けるモザイク模様の屋根が綺麗です。双…

ウィーンの猫カフェ店内

これはウィーンの猫カフェさん店内です。正式にはCafe Nekoと仰るようです。住所はBlumenstockgasse5です。クリスマスツリーの下にもさっとした白いしっぽが出ていますね。猫ちゃんたちはシャイな生き物です。ここでしばし、和みました。私はうちに猫を6匹擁…

イルミネーション

夜に撮影出来なかったのが残念ですが、このように街の通りにはイルミネーションがぶら下がっていて、暗くなるとそれはそれは美しく点灯していました。そして、人、人、人。早足であるこうと思ってもなかなか前へ進めませんでした。人間渋滞状態。ここはケル…

ウィーンのダウンタウン?!

ウィーンのダウンタウン、とはいいませんが、シュテファン広場やその近辺のグラーベンなどとは趣をやや変えて、庶民的なショッピングストリートに出くわしました。地下鉄のマリーエンヒルファー通り駅を降りた辺りです。デパートもあり、大晦日のこの日は・…

ついに楽友協会に

そして、ついに、今回の旅のきっかけとなったジルヴェスター・コンサートが夜に催される楽友協会ホールに到着しました!空は快晴!建物の色が真っ青な空の色に生えて綺麗です。 昼間の窓口が開いているうちに、とチケットオフィスに駆け込みましたが、ウィー…

カールス教会を右手に

楽友協会ホールに向かう右手に見えてきたのがカールス広場にあるカールス教会。手前には路面電車も見えます。この教会のシルエットはよく目にするのですが、なぜか暗い雰囲気をいつも感じて、私はあまり近づいていません。1700年代にペストの流行のあと、ペ…

これがウィーンだ!

リハーサル翌日の日曜午後の演奏会も無事に終わり、その後の月曜日は気分も晴れやかに街に繰り出しました!大晦日のナッシュマルクトを抜け、途中、5年前にマスタークラスでオーストリアに来たとき、帰り道にシューベルティアーデ音楽祭に寄ったときの、あの…

教会前にて

リハーサル開始15分前、教会に着きました。前日の夜、バスから降りたとき、下の広場から見えたあの教会です。ウィーンで一番古い教会として有名な聖ルプレヒト教会。 小さな教会ですが、リハーサルの間、ドアの鍵をしめようかどうしようか、判断しなければな…

シューマンが住んだ家

そうして忘れてはならないのが、このプレートの着いた赤い家だ。ここはロベルトシューマンが1838年10月から1839年4月までウィーンで住んだ家。結婚前にクラーラが演奏会でウィーンに来て賞賛を得たのが1838年のこと、クラーラはシューマンがウィーンで雑誌…

1月まであるクリスマス飾り

日本では、クリスマスが終わると翌日にはお正月飾りに一変する街やお店の装飾ですが、ウィーンでは、12月30日でもこのようにシュテファン寺院の祭壇の両脇にはクリスマスツリー。街のお店の前にも大きなクリスマスツリー!ドイツでもそうでしたが、キリスト…

シュテファン寺院のマリア様

シュテファン寺院のマリア様、またウィーンに来られました!ありがとうございます!!お礼のご挨拶をして、シュテファンをあとにして宿に戻ります。いつ見ても壮麗な寺院です。

迫り来る時間

時計は11時35分を指しています。シュテファン寺院正面の外壁についている時計です。共演者たちがウィーンに着いた頃です。無事に着いたかな?教会でのリハーサルは14時から。そろそろ外出の目的だったお水や食料を調達して宿に帰らないといけません。本番前…

お馬さんたち

寺院わきには、観光用の馬車が何台も控えています。お馬さんたちはとても従順に並んでいました。ふと車を避けてお馬さん側に行ってしまったときには、びっくりさせないように気をつけてそっと側を歩きました。今日もご苦労様です!

シュテファン寺院

次に見たのは、もちろんシュテファン寺院です!ウィーンの中心にあって、街を守る街のシンボル、シュテファン寺院。パリのノートルダムに相当するといえるでしょうか。 空に向かう尖塔は圧巻です。

シューベルトも見た空

翌朝、教会での午後のリハーサルまでの間、時差ボケを覚ましつつ、宿から外に出てみる。ここはシューベルトが通った寄宿制エリート学校(コンヴィクト)と教会が隣り合わせになっている広場。見上げれば、美しい青空。この空を少年の日のシューベルトも見て…

出迎えてくれた教会

日本から一人旅につき、荷物を持っての移動が出来るだけ楽な道筋を考える。ウィーンの空港から宿まで、電車、地下鉄を乗り継いで、最寄駅まで一番リーズナブルに行けるのだが、問題は乗り換え時にエスカレーターがない場合があり、階段に出くわしてしまうこ…

楽友協会ホールの満月

最初の旅のきっかけとなった楽友協会ホールでのウィーンフィルハーモニーのジルヴェスターコンサートを、予定通り立ち見で鑑賞、陽気な軽い足取りで外に出て、旧知のウィーン人夫妻友人宅に向かおうと地下鉄駅をめざしながらふと振り返ると、ライトアップさ…

満月に見守られて

写真だととても小さくなってしまうけれど、日本からの往きの飛行機がロシア上空にのると、右手には夕方の空に満月が見えてきた。まるで旅に同行してくれているかのように、常に右手に見えていた。 私が初めてウィーンを見たのは、かれこれ20年前に大学の秋…

ウィーン・フィルからの手紙

昨年の3月だったか、航空便の白い封筒が日本の私の手元に届いた。差出人はウィーン・フィルハーモニー。受け取るのは初めてだ。何だろう、と開けてみれば、1月にウィーン・フィルのホームページから申し込んだチケットの請求書だ。毎年、申し込んでも、メー…