フィンランドの針葉樹林

イメージ 1ウィーンから日本に向かう空の旅の経由地はフィンランドヘルシンキでした。写真に、飛行機間を行き交う積荷の列と、その背後に針葉樹林が見えます。北に来たのだな、とこの樹の姿でわかるわけです。北に位置するヘルシンキ経由は地球が丸いですから、距離的・時間的にも効率がよく、私のお気に入りです。
 
 
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ちなみに飛行機から降りて、空港内移動のためのバスに乗り込み、ちゃっかりと空いている席に座ってから、後ろを振り返って窓越しに、ウィーンからここまで乗ってきた飛行機を撮影!撮り終わって向き直ると、通路をはさんでお向かいに座っているおばちゃんが、ニンマリと私を見ながら微笑んでいらっしゃいました。トホホ、大人気ないところを見られてしまいましたが、こちらもニッコリと笑顔でお返し。
 
インターナショナルな飛行場では、こんな風に、世界のありとあらゆるところから来ている人たちが、そういったちょっとした表情やしぐさでコミュニケーションを取ることができる場面に出くわすことが少なくありません。野を越え山を越え、海を超えて旅をするとき、急に、万国共通のコミュニケーションに目覚める気がします。そういうものに触れるとき、芸術は国境を超える、ということもふと思い出されます。人間のコアな部分にある、共通する感性の部分といいますか、そういったものを芸術という枠にかかわらず、さりげない日常的なレベルで感じることが出来るもの、インターナショナルな旅の魅力かもしれません。
 
そういえば、このバスでは、行くときに同じ飛行機だったお子さん二人を連れたご夫婦をまた見かけました。私と同じようにウィーンで年末年始を短く過ごして帰っていらしたところなのでしょうか。そう、日本でも帰省ラッシュは28、29日に始まり、年が明けるとUターンラッシュが始まりますものね。
 
もうあれから1ヶ月が経とうとしています。旅はいつも私に次への推進力を与えてくれます。