#その他文化活動

スペイン巡礼とオーヴェルニュ地方

いつか歩いてみたいと思う、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼の旅のルート。殉教したキリストの12使徒の一人、ヤコブの遺体がこの地で発見され、その上に大聖堂が建てられたところから、ここが聖地として巡礼者が目指す地となった。 …

ねこ城のこと

以前、ライン河畔の山城で、猫城というのがあることを写真と共に記事に書いた。ドイツ語では "Burg Katz" という。 さて、驚いたことに、つい最近テレビを見ていたら、このお城は1989年(多分、そう言っていたと思う)から日本人の方が買い取って、その後、…

ロッシーニ『セビリアの理髪師』に思う

私はロッシーニが好きだ。昔、芸大の入学試験で自由曲として歌ったのも『セビリアの理髪師』からロジーナの登場のアリア「今の歌声は」だった。 私は留学・旅のブログをこうして書いているわりには、飛行機でヨーロッパに飛んだ回数はほんの数えられるほどで…

信州松本の風

松本は盆地で、夏は暑く、冬は寒い、と昔、地理の時間に習った。それでも、やはり駅に降り立ってみると、どこか高原に似たさわやかな信州の風を感じる。 今回、私の人生初めての松本への旅の発端は、サイトウキネンフェスティヴァル訪問だった。もう歴史の長…

松島にて

旧来からの霊験あらたかな土地で、もともと寺院のあった松島の歴史を続ける意図で、伊達政宗は瑞巌寺を建立した。松尾芭蕉の『奥の細道』の時代には瑞巌寺もすでにあった。松島はこうして瑞巌寺と一体となり、今に至るまで観光名所として親しまれ、日本三景…

昔、何に使ったんだろう

ベートーヴェン生家の中庭側の壁に不思議な装置が見えます。 これは何に使ったものなのか、見学したときはドイツ人の旧友が一緒でしたが、わかりませんでした。 中にいたおしゃべり好きなベートーヴェンハウスのガイドのおじいさんに聞けばよかったのに、忘…

ドイツの列車二等車

日本のJRにあたるような、ドイツのドイツ鉄道の列車内はとても綺麗です。写真は二等車。それでこんな風ですから、一等車はどうなってしまうのでしょう。二等車の旅で充分に快適です。ちなみに三等車はありません。 そしてドイツの鉄道は線路の幅が広いのか…

フランケン地方のこと

ドイツのフランケン地方は、バイエルン州、バーデン・ヴュルッテンベルク州の北部、テューリンゲン州の南西部などを含む一地方です。このフランケン地方は、歴史的な東フランク王国の中の公国のひとつで、一番東部に属した部分です。フランク地方方言もあり…

教会の日時計

これはシュトゥットガルト市内のバート・カンシュタットという地区にある教会の壁にあった日時計です。 この教会にはバッハのカンタータ120番の解説演奏会でアルトのソロを務めた思い出があります。アリア全体がコロラトゥーラのパッセージからできているよ…