スペイン巡礼とオーヴェルニュ地方

いつか歩いてみたいと思う、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼の旅のルート。殉教したキリストの12使徒の一人、ヤコブの遺体がこの地で発見され、その上に大聖堂が建てられたところから、ここが聖地として巡礼者が目指す地となった。

そして、目下、演奏会に向け、取り組んでいるカントルーブ作曲の《オーヴェルニュの歌》。

図書館で旅行書の棚の前に立ったとき、なぜか、スペイン巡礼の写真集とフランスのガイドブックのオーベルニュ地方のページを両方手に取った私。

巡礼のルートの地図の出発点にはフランスからのルートが4つ。その中の一つはちょうどオーヴェルニュ地方のあたりを指している!早速よく読んでみれば、間違いなくオーヴェルニュ地方の街ル・ピュイ・アン・ヴレイにある大聖堂が中世以来のこの巡礼の出発点となっているとわかる。

以前はたくさんカタカナがあって、あまり気にとめていなかったこのル・ピュイ・アン・ヴレイというオーヴェルニュ地方の街が急に身近に感じられるようになってきた。