明治学院チャペル再び

イメージ 1明治学院チャペルでの演奏会への出演は私には一昨年のメサイア以来、2回目でした。今回のブクステフーデ「われらがイエスの四肢」はヘンデルの「メサイア」とはガラッと雰囲気の違う、とてもユニークなもので、古楽器と5人の声楽ソロ、合唱という編成で、アンサンブルの愉しみに尽きる作品でした。
 
ついに昨年、完成、お披露目なったこのチャペルのパイプオルガンの音色も、同じ日のプログラムに組み込まれたオルガン曲の演奏で堪能しました。素朴な、あたたかい音のするオルガンでした。外観も木造のチャペルの内装になじむように作られていて、そのような作り方も文化財保存の大事な観点なのだろうと思いました。以前に、ここにポジティブ・オルガンが入ったことを記事に書きましたが、そのときと同じオランダのエーケンさんによって作られたパイプオルガンとのことです。
 
今後、ますます、この白金台の地にある明治学院チャペルで、一般に開かれた音楽会の伝統が根付いて、続いていきますように・・・。