ベルリンの並木道

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ワイマールでのマスタークラスのあとは、帰国までの限られた時間に、久しぶりのドイツで果たしたい事が山積みでした。何よりもお世話になって長らく会っていない人たちに会いたい、という思いがありました。ほぼすべての人に再会でき、しまいには地下鉄から降りるとき、そのドアの前に、かつて同じクラスでリートを学び、演奏会でも共演したピアニストがたまたま立っていた、という驚くような偶然の、でもお互い急いでいたので一瞬の、再会もありました。

最後には、どうしてももう一度、直に目を通して確認したかったシューマンの自筆譜に対面するため、ベルリンに寄りました。かつて長期の留学中も、この街には2週間滞在しただけでしたが、とても親しみ深く感じられる、好きな街です。私も到着したばかりで荷物をガラガラとひっぱっているのに、乗り換え口をドイツ人から聞かれたり、いろんな国からの観光客や訪問者が集まっているので、いかにも日常いるような格好でバス停などに立っていると、あなたはベルリンで働いているんですか?いいですね、なんて言われてしまったりします。ベルリンはいいですね、と大抵の会話は終わります。皆、それぞれに旅を満喫しているようです。

写真右側手前に写っている、ドイツの街角に見られるピンクのTマークの公衆電話(四角いもの)は、コインやテレフォンカードを使って日本へも国際電話がかけられて便利です。