これが氷河だ

氷河、氷河、これが氷河なんです。

ここは、大きなカウベルを首に下げたお牛さまたちがくつろぐ高地です。標高2006メートルでした。氷河が融けた水は写真の湖のように白く濁っています。ビアンコ（Bianco）湖です。

小川にはミルクが流れていて、という歌詞のある「怠け者の天国」というシューマンの歌を思い出しました。この主題は絵にも描かれていて、どこかの美術館でその絵の前でたまたま居合わせた人と、あまりのおもしろさに、おかしいわね、といって笑ってしまったこともありました。

エンガディン地方には、ライン河、ドナウ河の源流となる小さな流れが複数あり、おばさまがつらつらと説明してくれたのですが、どれがどれだかわからなくなってしまいました・・・。あとから図書館で見つけたガイドブックで勉強してみると・・・、

イン（Inn）河：ルンギーン湖から流れ出て、エンガディンの谷を下り、ドナウに合流する。途中、サンモリッツ湖も通っている。

ユリア河（Julia)：スイスのクールあたりで、ライン川に合流する。