バッハさんのお仕事

私は昨今、この12月にクリスマスを祝う会で歌わせていただく準備に取り組んでいます。音楽の準備はもちろんですが、プログラム冊子も作成します。いつも演奏会の前になると、なぜかパソコンに向かって、ほとんど画面にのめりこみそうになりながら、原稿を書いている自分がいます。大変ですが、予備知識として聴いていただく方に知っていただけたら、音楽をより楽しんでいただける、と思われる場合には、歌詞の訳なども含めて、こういう労力を怠るわけにはいきません。

とはいっても、ちょっと疲れて溜め息をつきながら、プログラムに関係する作曲家バッハさんについての本を手にとってパラパラと見ていると、次のようなことが書いてありました。

教会のカントルとして、オルガンを弾いたり、指揮をしたり、毎週日曜日に演奏するカンタータを作曲したり、と大忙しだったバッハさん。そのバッハさんも、そのカンタータの歌詞を聴衆のために冊子にする、そんなお仕事もしていたのです。

あの偉いバッハさんもこんな作業をしていたんだなあ、と思うと、妙に慰められるような気持ちになりました。

今日は一日雨、原稿作成もはかどりました。