牛、丑、ウシ、うし、USHI・・・

今日の日曜日、午前中はドイツ語で本を読み、そのまま続けてドイツ語で手紙を書きました。

午後、自転車で牧場まで牛を見に行きました。牛、牛、牛、たくさんいます。乳牛です。

横になりながら「モー、モー」なき続けている牛がいたので、近くまでいって、会話を試みました。しばらくそばにいると、もっと横になってお腹を私に見せるようにするのです。なるほど、夕方になってきたので、お乳が張ってきてちょっと苦しかったのかもしれません。夕方の乳搾りはこれからだったのでしょう。

さて、帰宅して、私の報告を受けて、我が家での会話は:
「あら、その牛さんはお腹に赤ちゃんがいて、もうすぐ生まれるんじゃないの?」
「そんなばかな。乳牛は別に子供生まなくてもお乳が出る種類なんだよ。」
??????

その後、私は部屋でゲーテの原語や日本語訳を読んだりして、結構難しいことに頭を使ったあげく、それをコピーにいったスーパーで、留学中に近所のスーパーでも売っていたのに、日本ではあまりお目にかからない種類の懐かしいワインをお手ごろ価格で見つけて買い、さらに帰宅後は、乳牛の仕組みが気になってインターネットで調べてみると・・・・!

やはり乳牛といえども、妊娠して子供を生まなければお乳はでないのです。そして、出産直後のお乳には子牛に栄養と免疫力をつけるための成分が含まれているので採ってはいけない、と決まっているそうです。その後、5ヶ月間ほどお乳が出るので、その恩恵に我々はあずかっているわけです。そしてお乳がそろそろ出なくなったら、10ヶ月くらい母牛は休みます。そうしたら再び妊娠、出産の過程をへて、またお乳を提供してくれる母牛となります。これを一頭の牛が4回から6回くらい繰り返すのです。その後はお乳の量も減ってくるようです。

これで一件落着です。

牛のいた牧場の側には河もあって、その眺めはベルギーかどこかの絵に出てくるような感じでした。
牛を見た帰りに、自然に恵まれた公園の池にいつも居る白鳥にも会いました。

お休みながら、よい意味で盛りだくさんな旅をしたような一日でした。これからワインをいただきま~す。