薬用サルビア

ドイツには薬用サルビアを使ったキャンディーやお茶がある。いわゆるハーブキャンディ、ハーブティのひとつだ。日本には、「サルビアは赤い花だわ!」と始まる情熱的な歌曲もあり、真っ赤な花のイメージだが、このドイツの薬用に使われるサルビアは、パッケージの絵を見る限り、赤くはない。淡い紫色をしている。
 
そして、花の部分ではなく、葉の部分がお茶になる。(恐らくキャンディーもそうだろう。)
口やのどの粘膜の炎症を抑える効能がある。お茶の場合、胃や腸がはっているような時や、多汗症にも効くようだ。要は、何か鎮めてくれる効能ということになる。「殺菌、汗抑」と箱の表に簡単に書いてある。
 
こういうお茶が普通のお店で売られている。薬局に行く必要はない。
 
ハーブティの種類の豊富さと定着度合いは、自然との共存の意識の高さを物語るような気がする。
 
調べているうちに「薬用サルビア」は、お料理などで使うハーブ「セージ」と同じものだとわかった。しかし日本ではセージもお茶としてはあまり知られていない。