芸大の桜と赤レンガのこと

イメージ 1昨日、練習に出かける前に、立ち寄った上野で、桜の息吹に心を洗われるようでした。
 
写真は母校、東京芸術大学音楽学部の構内に咲く桜を、道路を挟んで美術学部側から撮影したものです。後ろの沢山の窓が見える赤レンガの建物は、日本最古の赤レンガ建築物で、1880年の建築です。旧教育博物館書庫として林 忠恕(はやし ただひろ)の設計により建てられたものです。芸大では赤レンガ一号館という名前がつけられています。使われている赤レンガは、声楽科名誉教授の岡部多喜子先生のおじいさまが、当時、ドイツから輸入されたと、一度、この赤レンガ館の中で岡部先生から直接、お話を聞かせていただいたことがありました。(もし何か違っていたら、私の記憶違いで申し訳ありませんが、そのように記憶しています。)私は直接のお弟子ではないのですが、いろいろと間にご縁があり、そんなお話を直接伺う機会があったのも不思議な、ありがたいことでした。そういうわけで、ここにも、日本のドイツがありました!今年は日独交流150周年にあたります。
 
桜はやっぱりよいものです。来年も美しく咲いてほしいと思います。