サックスブルーはどんな色?

先日、今年のリサイタルを終えたばかり。大きな衣装はひとまず事前に準備して安心していても、いつも結構、直前になって、小さな小物類を調達することがある。今回は演奏会前日に一部の荷物の運び込み(演奏当日の荷物をできるだけ少なくするための私の習慣)のために外出した帰り道、交通機関の待ち時間を利用してお店に足を運ぶと・・・、ちょうとドレスに合いそうなショールが目にとまった。しかもちょうど**パーセントオフ!の札がついていた!(と恥ずかしげもなくセール品を喜ぶわたし。これもくじ運みたいなもの、というわけで。)迷わず購入、帰宅してラベルを見ていると、カラー:サックスブルー、とある。実は、今回のリサイタルの衣装を探していたとき、あるとき一時取り置いてもらった気に入ったドレスがあった。その時もメモにサックスブルーと書かれていた。結局、着やすさの点でベストではなかったので、そのドレスは購入に至らなかったのだけれど、ここへきてサックスブルーの重複が気になった。
 
さて、リサイタルも終わって、一息ついた昨日、ふと思ったことには、サックスブルーってどういう意味なのだろう、ということだ。この時代だからネットで検索すれば何かしら情報が得られる。そこでわかったのは、サックス=ドイツのザクセン地方のザクセンの英語読み、という説があることがわかった。これで驚きを隠せない私!ドイツのザクセン地方とは、作曲家シューマンの故郷ではありませんか!!!
 
2006年のシューマンプログラムによる第一回リサイタルから10年、再びシューマンに深く思いを馳せた今回のリサイタルに、サックスブルーのショールになって、シューマンか、はたまたクラーラ・シューマンが一緒に居てくれたように感じて、ひとりで舞い上がってしまう私。シューマンさん、ありがとう、という気持ちです♥