変身の結果。ついに出てこなかった?!

ドイツで知り合った日本人家庭の小学校4年生になったまいちゃんが、やはりすでにドイツから帰国していて、そのお母さんと一緒に、先日のオペラ公演を観に来てくれていた。

すべてが終わり、一通りカーテンコールが終わったとき、まいちゃんはお母さんに言ったそうだ。「・・・さん(私のこと)、とうとう出てこなかったね」と。???

そう、私はドイツに居た頃も帰国後のこの1年も、常に長い黒髪のお姉さんだったのだが、先日の舞台では、ショートカットで宝塚みたいに男装だったから、まいちゃんにはわからなかったのだ。いくら私がちょっとしか出ないと言ったからって、どこに出たかわからないほどちょっとではなかった。2回目のカーテンコールで出てきたときに、お母さんが、「ほら、あれよ。」って教えてあげたら、唖然としていたそうだ。変身大成功でしたね、と今日そんなご報告をいただいた。

小学生のまいちゃんも、ちょっとしか出ない私を気づかってか、2回もあった休憩時間にさえ、お母さんに「まだ出てこないね」とは言えなかったのかと思うと、泣ける(笑)。そんなけなげな女の子からも私は応援されているのだ。ありがとう。

でもご心配には及びません。私は今回も自分の役どころを存分に楽しみました。
それと、お姉さんはいつものお姉さんに戻ったから心配しないでね。