アンデルセンの生誕200年

髪を切ってからというもの、なぜか身辺があわただしくなった。なぜだか忙しい。睡眠と食事の時間はとっているし、こうしてブログを書くひと時はあるとはいえ、一端、仕事になるとトイレにいくのも水を飲むのもままならないほどだったりする。

ふと、赤い靴を履いたら踊り続けて止まらなくなった、というお話があったのを思い出した。アンデルセンの童話「赤い靴」だ。童話の例にもれず、この原作の結末はこわ~いそうだ。昔読んだが忘れてしまった。パッと手に取れるところにアンデルセンの童話集があるといいのに、とつぶやいたら、今日が誕生日の母から、近所の児童図書館に行ってきたら?との提案。また忙しくなる(笑)。そういうわけで、こわ~い結末にはあやかりたくはないけれども、やはり、髪を切ったら忙しくなったのには、何か、不思議な魔力が働いているようにしか考えられない・・・。(私の衣装は赤かったけれど、靴は自前で確かに黒かったから大丈夫なはずだ。)

自分の本業以外の、でも自分に半ば義務的な仕事が多いので、素直に大手を上げて喜べないが、これが童話のような悲劇にならないよう祈りつつ、何かしら自分の人生に意味があるのだろうかと思いながら今のところ取り組んでいる。しかし、こうなってくると何にも増して本業に集中できる環境をいかに手に入れるか、策を練らなくてはいけない。

演奏という無形文化を担う者として、その内容と質を維持するための時間的・精神的余裕の必要性を世の中に理解してもらうのは容易ではない。

今年はアンデルセンの生誕200年にあたるそうだ。