西洋すももとプルーン

ドイツの人は、甘いものがことさら好きなようです。パン屋さんには季節になると、果物のぶつ切りを少々甘く煮たものが上にのっている、美味しいケーキが並びます。その中にツヴェッチュゲン・クーヘンというのがあります。ツヴェッチュゲン(Zwetschgen)はツヴェッチェン(Zwetschen)とも言いますが、辞書をひくと「西洋すもも」と書いてあります。まんまるで赤い実のすももが日本でよくみかける「すもも」ですが、ツヴェッチュゲンはもう少し小ぶりで、そしてラグビーボールのような紡錘形をしています。色は黄色とオレンジと赤が混ざったような感じで、表面にはうっすらと産毛が生えている感じです。

さて、つい数日前、近所(日本です)のスーパーで、「長野産プルーン」というのを見つけました。色は巨砲ぶどうのように濃い青ですが、姿はドイツのツヴェッチュゲンそっくりでしたので、買ってみました。食べてみても味はそっくりでした。日本語の辞書をひいてみると・・・!「プルーン:西洋すもも」と書いてあります。

砂糖漬けで半分ドライにしたような濃厚な味のプルーンとは違って、生のプルーンはあっさりしていて、とてもフレッシュな味がします。ドイツのものと色に違いはあるものの、日本で出会ったツヴェッチュゲン(西洋すもも)の味覚に喜んでいます。

今日の公式は
プルーン=「西洋すもも」=ドイツのツウェッチュゲン
でした。