お花にレストラン

イメージ 1演奏会後のことまでは頭が回らず、何も計画していませんでしたが、いざ終わってみるとお腹が空いた、ということで、共演のピアニストご夫妻とご一緒に、夜10時半を過ぎても入ることのできるレストランを探しました。
 
ベートーヴェンハウスの方から前もって何件か教えていただいていたお店の一つで、純ドイツ風レストラン(居酒屋風)が開いていました!
 
衣装やら何やらたくさんの荷物を抱えてお店に入り、テーブルに案内されて、コートをかけたりしていると、ボーイさんがど~んと、何やら大きなステンレス製の筒状の入れ物に水をたっぷりいれて持ってきてくれました。
 
日本でもないのにお水がサービスなんて!と感激しそうになった私に、同行のご夫妻より、それ、お花のお水よ、とのお声。そうなんです、演奏会で頂いた小ぶりだけれど、立派で、ずっしりと重いお花束を持っていたのを見て、ボーイさんがさっと花瓶として出して下さったのですね。そこに収まったお花と、その背景には壁に鶏の置物と、それから奥には昔ビールを入れて、そこから搾り出したという古い機械がそのまま残されて展示されていました。正面格子戸の奥で銅色に光っているものがそうです。
 
私はドイツの豚を焼いたお料理が大好きです。ローストビーフのように、豚肉を大きいまま焼いて、あとで切ったものなので、切り口には焼き目がなくしっとりとしています。ドイツに行くと必ずこれを一度は食べます。今回はこの晩にようやくありつきました。そして、なんとそれがその日の「今日のメニュー」になっていました!つけあわせは 赤キャベツのワイン煮とふかしたジャガイモでした。絶妙のとりあわせです!栄養がついて、おかげで演奏会後の疲れも出ずに、新たな歩みを踏み出すことができました。