2010-01-01から1年間の記事一覧

ボン街中の古い門

ボンに戻りました。この街の懐かしい風景が再び迎えてくれました。正面に見えるのは星の門(Sterntor)と呼ばれる、街の古い防備用の門跡です。別な場所にあったオリジナルの門の一部と、その他の場所からのものが合わさって、現在、この場所でこの形状を成し…

ローレライをあとに

ローレライ何枚撮っても満足できずに、いえ、名残惜しくて、見えなくなる最後の最後までチャレンジ。空の雲もきれいです。 シュトゥットガルトでの練習はすべて終わって、あとはボンでの翌日の本番を待つのみ、そんな私の旅のひと時でした。

ローレライ・ベストショット

このローレライはなかなかよく撮れたと思います。空の雲の具合もとてもよく写りました。 船頭さんが岩の上の美しいローレライ姫に見とれている間に、舵を失い急流にのまれてしまう、というローレライ伝説が生まれた、有名な舟の難所だったことを物語るように…

ラインの山城

これもライン河対岸に見えた山城です。 こういうところがホテルになっている場合もあるようです。 いつかそんなのんびりとした旅をしてみたいものです。

ライン河岸のぶどう畑

ライン河岸のぶどう畑です。丘の上には古いお城が見えます。ライン河岸の典型的な風景です。 これがまさしく、ドイツワインになります。こんな風景を見ると、ますますおいしく味わえそうです。

ライン河の長い船

ライン河はライン下り観光で有名ですが、こうして河に沿って列車から眺めていて目に留まるのは、観光船よりもむしろ、コンテナを積んだ船やこの写真のように黒い鉱物をそのままじかに運んでいるような貨物船です。そう、ライン河は現在でも、交通の要所とし…

ライン河、お天気もよく、船

帰路も列車はまたライン河辺へ出ました。 お天気もよくなってきて、貨物船と対岸のお城が見えます。 何度通っても、この路線で私は必ず席を立って、列車のデッキの窓から写真撮影を始めてしまいます。飛行機で何度乗っても下界の様子を見るのが好きなのと共…

ドイツの列車二等車

日本のJRにあたるような、ドイツのドイツ鉄道の列車内はとても綺麗です。写真は二等車。それでこんな風ですから、一等車はどうなってしまうのでしょう。二等車の旅で充分に快適です。ちなみに三等車はありません。 そしてドイツの鉄道は線路の幅が広いのか…

オペラの休憩時間

シュトゥットガルト滞在中ようやく一晩だけ、しかも最後の晩にオペラを見ることができました。演目は「トゥーランドット」でした。フィギュア・スケートの荒川静香さんが、このオペラからのテノールのアリア「誰も寝てはならぬ」にあわせて華麗なイナバウア…

あっ、網の中に猫が

よ~くご覧下さい。 網を張ったバルコニーに猫が二匹いるではありませんか! アッ、猫ちゃん!とつぶやいてカメラを向けると あちら様方もこちらをキッと見つめていました。 オッ、よそ者だ!(と思われたでしょう。) これは練習場所からの帰り道の住宅地で…

シラーさんの広場

ここはシュトゥットガルトの中心にある、シラー広場だ。かの文豪シラーはシュトゥットガルト郊外のマールバッハ出身だから、シュトゥットガルトでも、こうして記念するシラー像を建てている。 左に見える三角屋根の家屋は、楽器博物館になっている。 この日…

ユキノハナ

これは辞書では「ユキノハナ」と訳されている、ドイツの春の始まりを象徴する花、シュネーグレックヒェン (Schneegloeckchen)。直訳すると「雪の小鐘」という意味になる。その通り、小さい白い鐘がぶら下がっているような、春の地面に咲く、可愛らしい花だ…

シュトゥットガルトの広場にて

ここはシュトゥットガルトの庭園広場(Schlossplatz)。視界の開けた美しい広場だ。 ここをこのとき私は、医学の分野でノーベル賞を受賞されたこともあるドイツ人の、リート愛好家のおばさまとの再会を喜んで一緒に歩いていた。このおばさまはテュービンゲン…

オペラ劇場への道

シュトゥットガルト中央駅からオペラ劇場までは歩いてすぐだ。こんな庭園の道をまっすぐに進むと正面に劇場がある。 ここはわたしの通学路でもあったから、夢にあふれてこの道を歩いた日々を思い出した。学校の帰り道、この先にある駅前のパン屋さんで、今日…

シュトゥットガルトの空

ピアニストとのリハーサルのためシュトゥットガルトに到着して宿に荷物を置くとすぐ、地上も走るが地下鉄U-Bahnと呼ばれる、懐かしい市内の公共交通機関を利用して、練習場へ駆けつける。 降り立つとこんな空が私を迎えてくれた。 かつて私はこの空のもとで2…

雨に煙るライン河辺の街

リハーサルのため、ボンからシュトゥットガルトへ列車で移動した。この路線はライン河に沿って走る区間があり、ローレライも見られる。お天気は雨模様。雨に煙る対岸の街が窓越しに写った。

バート・ゴーデスベルクの日本料理レストラン

写真はボン郊外のバート・ゴーデスベルク(Bad Godesberg)地区にある、山の上のお城ゴーデスブルク(Godesburg)。 この地区を、シューマンも1851、52年ごろ、静養のためにクラーラと共に訪れていた。 ここのミヒャエル広場にある日本料理レストラン上条さん…

ベートーヴェン母の墓と思い出

前にも掲載したことがあるが、今回また撮ったベートーヴェンのお母さんのお墓。 すごい息子さんができちゃったものですね。いまや、世界の音楽の歴史的英雄です。 1787年、ベートーヴェンが初めてウィーンに旅をして、モーツァルトの前で即興演奏をしたと伝…

お墓の庭師

ヨーロッパのお墓は、人々の散策のルートに入っているほど、美しく手入れされている。これから本格的な春に向けて、お墓専用の庭師の車が、ちょうどシューマンの墓地の前の小さな広場に乗り付けていた。きれいなお花を植えたり、お手入れがなされて、美しく…

シューマンのお墓~生誕200年に~

今年はシューマン生誕200年にあたる。 私のボンでのドイツリート・リサイタルも「シューマン生誕200年に」のタイトルだった。私はシューマン先生には随分、勉強させていただいた。博士課程でのテーマをシューマンの歌曲に据えて勉強したからだ。長いことこの…

ボンのベートーヴェン像前にて

シューマンも気に入っていて何度も散歩で訪れた、ボン、ミュンスター広場のベートーヴェン像。 1845年にベートーヴェン生誕75年を記念してこの像の設立が企画された当時、シューマンは自身が主宰していた雑誌「新音楽時報」に寄付を呼びかける記事を書いたほ…

雨上がりのボン大学

ボン大学。もとケルン選帝侯宮殿。美しい大学だ。すべての学科がここに入っているわけではないが、あまり魅力的なので、ここに通える学科を選んで今からでも受験したいくらいだ。ボン大学は歴史のある大学で、かつてベートーヴェンやニーチェも学んだことが…

クラーラ・シューマンゆかりのホテル

ボンのマルクト広場に建つシュテルン・ホテル(Sternhotel)。とても歴史のあるホテルで、昔、クラーラ・シューマンは、シューマンの没後ではあったが、家族を連れてここに宿泊したり、また、コンサートを開いたこともあった。建物は何度か建て直されていて…

街からライン河

ボンはライン河に沿って発展した街だ。河に沿って、いろいろな地区が広がっている。こうして街中を歩いていても、路地からはライン河が見えるのだ。

青空の力

ボンの大通りの一つ、アデナウアー通りを歩くと、こんな青空に力づけられた。 気温は結構冷えていて、身が引き締まるようだった。 旅の始まりの朝に。

ボンの朝の風景

3月のボン。ドイツはこの冬、厳寒であるとの気象情報を聞いて、私は6年前、留学中にドイツで調達して着ていた防寒コートと、やはり当時、ドイツで調達したドイツの冬用の靴、という冬の完全装備で出かけた。 到着の翌朝、やはり空気はとても冷たかったが、さ…

レオニダスのチョコレート~復活祭休日第一日に~

ベルギーのチョコレート老舗レオニダスのことは前にも書いた。 今回、ドイツ、ボンへの旅は、飛行機がアムステルダム経由だった。乗り継ぎに時間のあった帰りに、飛行場内を散策していると、この懐かしいレオニダスのチョコレート売り場に出くわした。 以前…