2011-01-01から1年間の記事一覧

薔薇2011-PartⅡ

蕾を持つ二つの枝が伸びていた薔薇。先日咲いた一輪目に続いて、いよいよもう一本の枝の蕾も膨らみ始めました。もう黄色い花の色が垣間見えています。(写真は、先日、一輪目の開花を撮影したときとは、植木鉢を左右逆に向けてあります。) この新たな蕾をつ…

薔薇満開、豪華絢爛な世界

薔薇の続きです。左から13日と14日の様子です。こうなってくると薔薇というよりもダリアのように華やかな姿になります。豪華絢爛、熟しきったウィーン世紀末の文化を思ったり・・・。そうなんです、14日、~没後100年のマーラーを囲んで~という副題をつけた…

薔薇の歩み

薔薇のその後です。左上から11日、12日と順に美しく花が開いていく様子がわかります。右側の12日くらいが一番美しいときかもしれません。とにかく最初に咲き始めたときはとても小さかったのに、数日のうちに、こうして豊かに花開いていく様子は感動的です。…

薔薇2011~涼やかな夕べに~

ついに今朝から、薔薇が開花を始めた姿を披露してくれています。オレンジ色の薔薇です。 2008年、「ワルキューレ」の初日にいただいた一輪の切花が土に根付いて、2009年5月と9月に花をつけ、さらに2010年6月の開花を経て、今回2011年6月の花に至ります。 こ…

薔薇6月8日シューマンの誕生日!

先日来の薔薇の話題です。 昨日、6月8日は作曲家ロベルト・シューマンの誕生日でした。 昨年も6月に花が咲いたうちの薔薇ですが、今年はちょうどこの6月8日に蕾から黄色い花が見え始めました。 全貌も一つ前の記事のときにすでに蕾をつけていた、この向かって…

薔薇さん、よろしくお願いします!

そして、ついにこのブログお馴染みの、例年の薔薇(わたし的にはワーグナーローズ!)にも蕾がついているのを今日、発見しました!左の写真がその部分の拡大写真です。写真真ん中より少し左上くらいの位置に、緑色の蕾が見えるでしょうか。薔薇の全体像は右…

ついに大輪アマリリス、ダブル!

ダブル!とタイトルに書きながら、おいしいイタリアン・ジェラートのダブルを思い浮かべている私です。 でも今日の主役はジェラートではなく、もちろん、昨日に引き続きアマリリスです。 ついにこうして2輪の大輪の花が背中合わせに咲きました。どちらかを正…

夕暮れ時のアマリリス

昨日から咲いているアマリリスは、今日はますます花開き、とてもインパクトのある姿になりました。花が開いたときの直径はかなり大きく、17センチほどあります。 後ろの二つ目の蕾も、今朝、一枚の花びらが蕾から離れるように開く兆しをみせていたかと思った…

アマリリス2011~マーラー没後100年の日に~

今日は(といっても、昼間、記事を書く時間がなく、すでに夜中の12時をまわってしまいましたので、正確にはもう昨日のことですが)、一日前からほんのりと花開き出したアマリリスが見事に一輪、咲いてくれました。正面から見ると一輪ですが、横からの写真に…

幻のオーギョーチィ(愛玉子)

東京藝大近く、正門を出て、日暮里方面へ歩き、言問通りを渡ると、ほどなく右手に小さな「愛玉子」の看板が出ているお店がある。表にはガラスケースも出て、デザートのようなものが(かなり古いデザインで・・・)飾られている。よく見ると、「オーギョーチ…

聖書のお話

シューマンとカール・レーヴェは、シューマンのほうが14歳若いが同時代に生きた同時代人であった。 シューマンの主宰した「新音楽時報」の最初の号に、カール・レーヴェのオラトリオ「青銅の蛇 Die ehrne Schlange」についての文章が(シューマンの筆ではな…

世界市民~ゲーテの言葉~

東京ゲーテ記念館がある小道にはゲーテ通りと名前がつけられ、目印の表示が立っている。その袂には、ゲーテの文章が原語のドイツ語と日本語訳とで刻まれている。そこに「世界市民 Weltwohner」という単語を見つけて、何と時事的かことか、と思った次第である…

ゲーテのファウスト展@東京ゲーテ記念館

東京北区西ヶ原にある東京ゲーテ記念館をご存知の方はどのくらいいらっしゃるだろう。私は2年前に初めてその存在を知った。北区にある会場での演奏会のチラシを置かせていただいたことがあったのだ。でも、まだ自分で足を運んだことがなかった。ゲーテには興…

ジャン・パウルの威力

小説家ジャン・パウルの名前を私は、ずっと以前、シューマンの生涯について調べたりしていたときに知った。図書館で日本語訳を借りて読んでみたこともあった。不思議な支離滅裂な世界である。そう、ジャン・パウル(Jean Paul)はドイツ・ロマン派文学を代表す…

私たちの未来に~桜の道~

練習に行く前に通りかかった上野で、できるだけ桜を見られる道をとりながら歩いた。例年より多少、空いているとはいえ、和やかな雰囲気で人々が歩きながら、あるいは道の横のほうの杭のようなところに腰掛けて、花を愛でている。お酒で馬鹿騒ぎしている人が…

芸大の桜と赤レンガのこと

昨日、練習に出かける前に、立ち寄った上野で、桜の息吹に心を洗われるようでした。 写真は母校、東京芸術大学音楽学部の構内に咲く桜を、道路を挟んで美術学部側から撮影したものです。後ろの沢山の窓が見える赤レンガの建物は、日本最古の赤レンガ建築物で…

外からの支援、内からの復興

ドイツでは、3月23日にシュトゥットガルトで日本の震災被害を支援するための、在シュトゥットガルトの4つのオーケストラ合同のチャリティーコンサートが行われた。この演奏会が計画されていることを事前に知ったとき、その対応の速さに驚かされたものだった…

学問、研究の光を絶やさずに~音楽も!~

今日は心理学三田会の年に一度の講座と総会・懇親会に参加した。(心理三田会とは慶応義塾大学文学部心理学専攻出身の卒業生~慶応では塾員と呼ぶ~の集い。年会費なし。卒業生は半ば自動的にこの会の会員となっている。卒業生の集いということで、教授陣も…

新しい生命~復興を願って~

庭の植木鉢に何時ともなしに芽を出して花を咲かせた小さな野草。多分、鳥が種を運んで来たのだろう。小さいのに精一杯上を向いて花を咲かせている。夕方になると花をしぼめるが、また翌日、太陽が出ると、同じように精一杯に咲く。 ラルフローレン社で、今回…

地震のある国に生まれて

ドイツに留学していたとき、親しく話し相手になって下さって、今でも1分13円という国際電話サービスを利用して時々私がかける電話の相手をして下さる、ドイツ人のおばさまがいる。 その方が、以前、私の留学中に、ボンで開催された日本文化に関する展示を、…

東北関東大震災に際して

2011年3月11日に起きた東北関東大震災に際し、地震、津波による被災者、被災地の方々に心よりお見舞い申し上げたいと思います。また、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。そして、いまだ安否不明のすべての方々の生存、無事を祈るばかりです。…

トーマス教会での安らぎ

ライプツィヒのトーマス教会。前の祭壇、右側の床にはバッハのお墓もある。このときは、夕刻の礼拝の前なので、そこへ見学に入ることはできなかったが、10年くらい前に一度見たことがある。 先の記事のゲヴァントハウス演奏会の当日券を入手したあと、開演時…

ライプツィヒの包容力

写真は夕暮れ時のライプツィヒ、ゲヴァントハウスと、ライプツィヒ大学の高層ビル。ここには写っていないが、向かい側にはライプツィヒ歌劇場もある。 ライプツィヒ大学に私はまだ足を踏み入れたことがないが、高層ビルで大層モダンな大学である。ドイツより…

フリーデマン・バッハ生誕300年記念ゲヴァントハウス室内楽演奏会2010

昨年2010年11月14日、ライプツィヒのゲヴァントハウスのメンデルスゾーンホールにて、11月17日生まれの大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ生誕300年を祝う室内楽演奏会を聴いた。18時開演。 大バッハの息子は末息子のカール・フィリップ・エ…

ブクステフーデの楽譜とご縁いろいろ

ブクステフーデの受難曲「われらがイエスの四肢」のヴォーカルスコアを私は2冊持っている。その経緯は前に書いた。シュトゥットガルト(厳密にはその郊外で飛行場のあるエヒターディンゲン)のカールス社版とベルリンのメルセブルガー社版である。 ぱっと見…

明治学院チャペル再び

明治学院チャペルでの演奏会への出演は私には一昨年のメサイア以来、2回目でした。今回のブクステフーデ「われらがイエスの四肢」はヘンデルの「メサイア」とはガラッと雰囲気の違う、とてもユニークなもので、古楽器と5人の声楽ソロ、合唱という編成で、ア…

ブクステフーデの魅力

来週、ブクステフーデの受難曲「我らがイエスの四肢 Membra Jesu Nostri」の演奏会が白金台の明治学院チャペルであります。昨年11月にドイツにいたとき、メールで出演依頼の打診があり、ベルリンのインターネットカフェから即、お返事をして、翌日にはベルリ…

シューマン「ゲノフェーファ」論

昨年の3月、ボンでのシューマン生誕200年記念のリサイタルの翌日、自由時間があった。ボンのアデナウアー大通りに面したエルンスト・モーリッツ・アルント・ハウス(写真)を会場にして開催されていた、ボン市立博物館のシューマン生誕200年記念の展示「ロベ…

ベートーヴェン第九初演とブラームス

5月7日はまず、ブラームスの誕生日だということは、「ブラームスの誕生日に」というタイトルでリサイタルをしたことのある私はもちろん忘れない。ところで、この5月7日には他にもクラシック音楽の歴史上に一大イベントがあった。 ベートーヴェンの「第9交響…

ウェディング・ケーキ

ケーキ屋さんのショーウィンドウに、こんな可愛らしいウェディング・ケーキが飾られていました。ライプツィヒのシューマンハウスまで歩いていた道の途中にあり、思わずシャッターを切りました。新郎新婦姿の男女が座り、黄色い薔薇をかたどった、砂糖菓子で…